盆や正月、ゴールデンウィークなど地元に帰ってみると少しずつ変化があります。
年に数度でも思うのに、たまに実家に帰ると町ががらっと様変わりしていることも。
実家に帰ってみると、実家もやはりだんだんと古くなっていっています。
コンクリート部分はくすんだ色になり、ところどころひび割れたり欠けたりしてしまい……。
外壁の塗り替えくらいはやったことがあるかもしれませんが、それも経年劣化してきています。
家の中もどこかが床鳴りしたり、ドアが開きにくくなったりと、長年住んでいると、そこかしこにガタがきます。
それでも住めないほどではないし、致命的に暮らせないというほどではありません。
そうは言っても寒いものは寒い。特に感じるのは玄関や玄関からつづく廊下の寒さ。
トイレやお風呂に行くのにもちょっと小走りになってしまいます。
親はしょうがないとあきらめていますが、できればなんとかしてあげたい。
そんな玄関まわりの寒さ対策をご紹介します。
開口部の近くはそもそも寒い
玄関にはドアがあります。
当たり前ですが、この当たり前ゆえに玄関は基本的には他に比べて寒いのです。
窓際が寒いのと同様に、ドアのある玄関、そしてそこから続く廊下部分というのはそもそも寒いということをまず理解しておいてください。
したがって、「ドア近辺をなんとかする」ことが玄関の寒さ対策の基本になります。
家を建てるときに日当たりを考えると南側に居室を配置したいので、スペースの都合上、北が玄関になることもあります。その場合は日当たりが悪くなるので寒くなりやすいです。
ドア以外に対策をして暖かくする
- ヒーター
- カーペット
まずもっとも手軽な対策から。
根本的には解決できませんが、暖房器具を置くというのはひとつの手です。
カーペットをおいたり、ヒーターを使えば暖かくなります。
デメリットとしては、電気製品ならコンセントが必要なことです(それほど大きな問題にはならないとは思いますが、電気代もかかりますね)。
またヒーターなどの置き型暖房器具は、玄関から廊下という人がよく通る場所でスペースをとってしまいます。
ストーブなど直接的に火が出るものは、年齢を考えると少し不安もあります。
それらの懸念点を除けば、用意すればすぐに使える暖房器具は玄関の寒さ対策としてバッチリです。
玄関の寒さをちょっとした工夫で対処する
- 隙間テープ
- 断熱カーテン
- 断熱テープ
さてここから本題。
開口部(=ドア)の対策として、ドアそのものを改造してしまうのが根本的な解決方法になります。
要するに外から入ってくる風や冷気を防げばOKです。
お手軽さを第一にするなら隙間テープがいいでしょう。
玄関用のものもありますので、これはドアに貼り付けるだけで玄関の寒さ対策が可能です。
ちょっとしたDIYが可能なら、玄関ドアにカーテンを使ってみるといいです。
玄関の断熱カーテンはものを選べばそれほど高額ではありません。
玄関ドアにガラス部分があるタイプであれば、断熱テープを貼るのも対策になります。
暖房器具に比べればすこし手間はかかりますが、ちょっとした工夫で対策ができるのはいいですね。
家が古くなっていると断熱リフォームをしたい
簡単なDIYでできるものよりももっと根本的に玄関周りの寒さ対策をするなら、思い切ってリフォームしてしまうのも手です。
この先何年住むかわからない、というのは親から言われがちですが、そうは言っても住んでいるあいだに住みづらいのはよくありません。
断熱リフォームは窓や玄関、床などできる箇所が多くあります。
予算と相談しつつできる箇所をリフォームしていくことになります。
最初にすこし触れましたが、断熱するためには窓や玄関ドアなどの開口部のリフォームがメインになります。
これまでの方法に比べてお金はかかりますが、可能であれば検討してみるとよいでしょう。
断熱リフォームが金銭的に難しくてもドアが劣化していればドアは交換
家中リフォームしたいが、金銭的に難しい。よくわかります。
フルリフォームをすると、とんでもない金額が出てしまうことも(相場がわからないときには、相見積もりが大事です)。
そういう場合には、玄関ドアの交換だけでも検討してみてください。
今回は当たり前のことしか言いませんが、ドアは劣化します。
変形すると隙間風が入るようになりますし、目に見えるマズい部分はなくとも、ドア自体は劣化していきます。
しかし、あまり玄関のドアを入れ替えることはありません。
これも少し相場を調べてみて欲しいのですが、玄関のドアを交換するだけのリフォームであれば、どうしても無理だというほどではないことが多いです。
もちろん、家の状況や金銭状況にもよるため、一概に安いとは言えませんが。
基本的には見積もりサイトを使うのがベター
玄関の寒さ対策にオススメの玄関ドアの交換をする流れをご紹介します。
玄関ドアの交換に限らず、リフォームは相見積もりが基本です。
現地での立ち会いなくリフォームすることはありえません。
一軒一軒地元の工務店を調べて連絡してもいいのですが、正直調べるのは手間です。
「○○市 工務店」と検索してみて出てこない工務店もあったり……。
ですから、多くの場合は見積もりサイトを使うことになります。
営業電話の対応は面倒
よく聞く話として、「見積もりサイトに登録したら営業電話が来る」ということがあると思います。
見積もりをしてもらう工務店と電話でやりとりするのはいいですが、わけもわからない相手の電話の相手は想像しただけで疲れます。
この点でオススメしたいのがホームプロ。
リクナビやホットペッパーなどで有名なリクルート系列の企業なのでサイトの使い勝手がいいです。
またイチオシのポイントとして、見積もりしてもらう工務店を選ぶときに電話番号が不要です。
電話が嫌いな方に向けて、ここを3千回くらい強調したいです。
リフォーム箇所(今回は「戸建て」→「その他」「玄関」とボタンをクリックしていってください)を入力して、築年数や着工時期、予算をクリックしていくだけ。
最後に郵便番号と工務店を紹介してもらうメールアドレスを入力すれば、「リフォームできる会社」を紹介してもらえます。
ホームプロにも書いてありますが、紹介された会社のプロフィールや施工実績をチェックして、2、3社に絞って現地で見積もりをしてもらうとよいでしょう。
日程を合わせて同じ日に見積もりしてもらえば、半日あれば2、3社の相見積もりがとれます。
まとめ
玄関が寒いときは以下のような対策がとれます。
- 暖房器具で対応する
- 断熱カーテンなどでDIY
- 断熱リフォームする
- 家全体の断熱リフォームが難しい場合は、玄関ドアだけでもリフォームする
リフォームするときには相見積もりが基本で、見積もりサイトを使うのが楽です。
見積もりサイトは会社を選ぶまで電話がかかってこないホームプロをオススメします。