遺産相続の期限とは？損しないために手続き前にすべきこと

遺産相続の手続きはいつまで？

相続する場合、相続税の申告・納税を10か月以内に行う必要があります。

相続開始を知った日の翌日から10か月以内に税務署に申告・納税を行う必要があります。

期限を過ぎると延滞税や加算税が課されるため要注意です。

【要注意】相続放棄するなら3ヶ月以内！

もし相続放棄する場合は、相続の開始（被相続人の死亡を知った時点）から3か月以内に手続きを行ってください。

この期限を過ぎると「単純承認」と見なされ、

• 借金
• クレジットカードの未払金
• ローン
• 保証債務

といったマイナスの財産込みで、すべての財産を相続することになります。

相続するか放棄するかを決める方法

相続するか、相続放棄するかを決めるには、まずすべての財産を把握する必要があります。

財産としては主に以下のものが挙げられます。

• 預貯金（銀行・信用金庫・郵便局など）
• 不動産（土地・建物）
• 株式・投資信託
• 生命保険（契約者と受取人の確認）
• 自動車
• 貴金属や宝飾品
• 借金やローン

すべてを調査したうえで、

• プラスの財産＞マイナスの財産であれば相続
• プラスの財産＜マイナスの財産であれば相続放棄

という判断をするのが基本です。

財産調査で問題になるのは不動産

財産調査を行う際に問題になるのが不動産です。

なぜなら不動産の価値は

• 築年数
• 周辺環境
• 地域ごとの市場動向

などによって大きく変動するため、一般人が価値を正確に判断するのは困難なためです。

ですので、家や土地の資産価値を調べる場合は、不動産屋に依頼するしかありません。

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