観賞用の小さな庭:坪庭
枯山水という響きっていいですよね。
鹿威しもいいです。カッコーン、というおしゃれな日本庭園に必ずある響きはかなりの魅力。
ただ自宅で枯山水! 自宅で鹿威し! とはあまりなりませんよね。
これから土地選びをするならまだしも、すでに建ててしまっている状態で大きな庭を、というのはそもそも厳しい話ですし。
いい感じの庭を見ると、湧き水なんて出てるわけもないし、あれ水道でやってるのかな、とよくわからない実現方法を考えて満足してしまいます。
風情のある庭は高そう。
それだけではなく、さらにスペースの心配もあります。
車をとめていて、純粋に庭として利用できるスペースはせいぜい2、3坪。というケースでは基本的にはあきらめモードだ。
ということで、坪庭(中庭)なら大丈夫じゃないかと考えてみたものの……。
そもそもリフォームで坪庭を作ると高そう……とこれもだいたい同じところにいきつきます。
とにかく今の状態からはとてもハードルが多そうに思えます。
雨漏りだとか、建付けが悪いだとか、目に見える壊れた箇所、不具合があればそこを直すことには抵抗はないんですが、よりよくするために家に手を加えるのはなかなか……。
日々のいろどりという点では坪庭を眺めるというのはかなりよさそうなのですが……。
やっぱりちょっと「現実的に坪庭を持つ」というところまで進めるのは腰が重くなりがちですよね。
正直に言って、そんなものだと思います。
あったらいいなとは思うものすべてが手に入るわけではありません。
ただ、その逆に思ったほど難しくないものもあります。
坪庭リフォームはハードルが高いわけではない
私の個人的な感想ではあるのですが、坪庭は現実的に手に入る範囲内だと思っています。
まずはどのくらい予算がかかるか調べてみればわかると思うのですが、坪庭はそもそも面積が小さいことが多いので、何百万もかかる規模にはなりにくいということ。
そもそも風情のある庭にリフォームした場合、いい感じの写真をとって披露したいですよね。ネット上にある写真はいい感じのものをいい感じの角度で撮っていることが多いので、思ったより豪華に見えます。
今の庭が風情ある見た目に変わるのでギャップも大きく高そうに思えますが、数十万円を想像していてよいと思います。
もちろん、着工時期やどんな坪庭にしたいかにもよるので確実とは言えませんが。
そして、リフォームをする業者さんがたくさんいるということです。
坪庭は一般的には外構・エクステリアという部類に入るのですが、水回りと同じくかなりメジャーなリフォームになります。
坪庭がまったくわからないという業者さんはほとんどいないと思います。
いろいろな種類の柵や砂利もあるので、見た目のバリエーションも豊富なのも魅力です。
ちなみに冒頭にお話した「ししおどし」の設置難易度はそんなに高くないみたいです。
長々と書いてしまいましたが、つまり坪庭に関して言えば、思っているよりもわりとどうにかなります!
すでに建っているお家の庭が狭くとも、多くの場合坪庭を作ることはできます。
そもそも坪庭は少ないスペースで鑑賞できるように作る庭です。
さて、坪庭が意外と手が届く、ということはちょっと想像してもらえたと思います(おそらく)。
具体的に坪庭を作ることを考えるだけ考えてみましょう。
まずやることは予算を決めることです。
そして「譲れないアイテム」を考えること。
白い砂利なのか苔なのかししおどしなのかは人によりますが、せっかく作るのでこれが欲しいというものは盛り込むべきです。
ただ具体的なイメージがないときは「和風の坪庭で」と業者さんにお任せしてしまうのも手だと思います。
そのあと具体的な計画を練るわけですが、これは工事をしてくれる業者さんとやらなくてはなりません。
なので、予算の上限が決まって、置きたいアイテム(もしくは作る坪庭のイメージ)が決まったら、業者さんを探さなくてはいけません。
業者さんをさがすときの注意点は2つ。
相見積もりをとる(1社だけではダメ)
地元の業者さんを選ぶ(こだわりがある場合は地元以外もOK)
ひとつは相見積もりをとること。
これは必須級です。
さきほど坪庭の相場をすこしお伝えしましたが、地域差や時期の差はありますし、なにより元の庭の状態が全然違います。
1社から話を聞けばいいやと思っているとまったく想像とちがう値段が出ることもあります。
複数社から「どのくらいでどんなものができるのか」を実際に家の庭を見てもらってから聞いて、相場から大きく外れないように注意しましょう。
ふたつ目は地元の業者さんを選ぶこと。
どうしてもお願いしたい業者さんがいる場合にはもちろんそれがいいと思いますが、できれば地元(同じ自治体)の業者さんがいいでしょう。
たとえば坪庭は、木の塀と合わせて作ると助成金が出る可能性があります。これはかつて出たことがある助成金で全国で使えましたが、補助金や助成金は自治体によって異なります。これが地元の業者さんを探した方がいいと思う理由です。
実際に業者さんを探すのは一軒一軒調べて連絡してみるのもいいですが、とくに強いこだわりがなければ見積もり一括サイトを使ってください。
当然ですが無料で使えるので楽ちんです。
今回はタウンライフリフォームという一括見積もりサイトをご紹介するのですが、ここのいいところは見積もりのあとでも自分で断らなくてすむというところです。
タウンライフリフォームの方が代わりに断ってくれます。見積もりしてもらったから断りにくい、ということがないので、ある意味でかなりドライに値段を判断できます。
ボタンを押していくだけで見積もりしてもらう業者さんが紹介してもらえる
タウンライフリフォームの使い方はとても簡単です。
マンションや一戸建てなどの住宅タイプやおおよその予算を入力していくだけです。
もし希望や伝えておきたいことがあったら「ご希望があれば入力してください」という備考がありますので、書いておきましょう。
事前に情報があった方が、業者さんもスムーズに対応してくれますよ!